(1)表皮角化細胞特異的TRAF6欠損マウスでは、ランゲルハンス細胞特異的TRAF6欠損マウスと比較し、定常状態におけるmBD14発現レベルが低下していた。この結果は、定常状態の表皮でのmBD14の発現における表皮角化細胞のTRAF6の重要性を示唆する。 (2)黄色ブドウ球菌によるmBD14の発現上昇反応が、ランゲルハンス細胞特異的TRAF6欠損マウスでは維持されたが、表皮角化細胞特異的TRAF6欠損マウスでは抑制された。この結果は、黄色ブドウ球菌の経皮的侵入によるmBD14発現誘導における表皮角化細胞のTRAF6の重要性を示唆する。しかし、より安定性の高い実験系で再現性を確認する必要が有る。
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