研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトADでは好塩基球が皮膚で増加していることが近年報告された(Kim BS, J Immunol. 193(7):3717-25, 2014)が、ADの皮膚炎が好塩基球の活性化に依存するかどうか、実際にヒトで検討するのは難しい。そこで、我々の研究チームは、AD様皮膚炎を自然発症するIL-33Tgマウスを好塩基球のないマウスと交配あるいは抗体投与によって好塩基球を除去し、皮膚炎が減弱するという効果を観察したことで、ADの皮膚炎発症における好塩基球の役割が明らかとなった。
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