研究成果の概要 |
健常者で撮像した安静時fMRIの解析後の機能結合マップをSPM12で解析した。先行研究に基づいて後部帯状皮質(PCC: 0, -53, 26 in MNI space)を中心とした半径6 mm球をシードとし、PCCと相関するボクセルを同定した(p < 0.001 uncorrected for multiple comparisons)。PCCのシード周辺と内側前頭前皮質、側頭極、側頭頭頂接合部の各脳部位との時間的相関が見られ、DMNが同定でされた。今後、AN患者と健常者のDMNの継時的変化を比較し、さらにFDG-PETにより脳内の糖代謝との関連を検討することが可能となった。
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