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2019 年度 研究成果報告書

アルツハイマー病における脳内酸化ストレス動態の解明と骨髄間葉系幹細胞治療の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16388
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 精神神経科学
研究機関札幌医科大学

研究代表者

横川 和樹  札幌医科大学, 医学部, 研究員 (30781273)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード間葉系幹細胞 / アルツハイマー病 / 認知症 / 酸化ストレス / ミクログリア / アミロイドβ
研究成果の概要

間葉系幹細胞(MSC)治療は、神経の保護作用や免疫調整作用をはじめとする様々な機序から、酸化ストレスを標的としたアルツハイマー病(AD)新規治療法としての可能性がある。本研究では、ADモデルマウスに対するMSC治療の効果と治療メカニズムを明らかにすることを目的とした。ADモデルマウスに対するMSC移植治療は、ミクログリアによるアミロイドβ蛋白(Aβ)の取り込みを促進させることによって脳Aβ病理を改善させる効果があり、空間記憶脳を改善させることが示された。このメカニズムにはMSC移植による脳内酸化ストレス状態の改善が関与していることが示唆された。

自由記述の分野

神経内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

札幌医科大学が中心となってすでに脳梗塞や脊髄損傷などの分野で自己骨髄間葉系幹細胞の経静脈的移植の臨床応用が開始されている。本研究ではアルツハイマー病に対する間葉系幹細胞による治療メカニズムの一端を明らかにすることができたと考えられ、将来のアルツハイマー病に対する病態抑制治療としての可能性を広げることができたと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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