• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

アルツハイマー型認知症バイオマーカーとしての松果体体積の臨床応用

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 17K16392
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 精神神経科学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

松岡 照之  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40636544)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード松果体 / アルツハイマー型認知症 / 軽度認知障害
研究成果の概要

アルツハイマー型認知症(Alzheimer’s disease: AD)では松果体体積が減少しているので、松果体体積に注目して研究を行った。ADの診断補助として、松果体体積のみを用いた場合は、診断能はそれほど高くなかったが、松果体体積と海馬体積とを組み合わせると診断能は上がり、ADの診断補助に有用であった。ADの前駆段階と考えられている軽度認知機能障害(mild cognitive impairment: MCI)において松果体体積が減少していると、ADへの移行する危険性を高めており、松果体体積の減少は臨床場面において、AD移行の予測因子として有用である可能性が示唆された。

自由記述の分野

老年精神医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

アルツハイマー型認知症(Alzheimer’s disease: AD)の原因は、いまだ十分には解明されていない。ADでは松果体体積が減少しているが、今回の研究で松果体体積の減少は軽度認知障害(mild cognitive impairment: MCI)の時点ですでに生じており、松果体体積減少がAD発症の予測因子として臨床場面において使える可能性がある。さらに、松果体体積がいつの時点から減少しているのかを調べたり、メラトニンとAD発症の関係などについて調べる事により、ADの治療法の開発につながる可能性がある。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi