| 研究課題/領域番号 |
17K16406
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| 研究機関 | 産業医科大学 |
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研究代表者 |
堀 輝 産業医科大学, 医学部, 講師 (50421334)
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| 研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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| キーワード | 統合失調症 / 就労 / 精神科リハビリテーション / 個別化医療 |
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| 研究実績の概要 |
本研究では下記２つの研究が主たるものである。
① 未就労患者と就労患者の差異を多面的に評価
エントリー時のデータから（背景情報、精神症状、神経認知機能障害、社会認知機能障害、内発的動機付け、バイオロジカルマーカー等）比較を行う。現在は対象患者のエントリーも順調に行っている。中間解析では学会で発表を行った。教育歴、病前IQ、陰性症状、認知機能障害、内発的動機付けに差異があることがわかった。また、抗精神病薬投与における認知機能改善効果予測についても背景情報、バイオマーカーから可能となるかもしれないことがわかった。さらに認知機能改善を介在する要因のバイオマーカーにカテコラミン代謝産物、脳由来神経栄養因子、陰性症状が挙げられることが明らかとなった。
② 就労できない患者の要因に介入を行うことで就労成功へ導くことが可能かを明らかにする。現在無作為化比較試験を計画しているが①の研究終了後に開始予定である。その一方で、パイロット研究として病前機能レベルの評価に基づくリハビリテーションの有効性を症例で検討を行っておりその効果についても部分的に明らかとなっている。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
①の研究の就労群の症例集めが少し遅れている。そのため、関連病院と連携を行いながら症例集積を行えるような体制を構築している。
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| 今後の研究の推進方策 |
現在の症例集積及び解析を行っていく。
また早急に無作為化比較試験のプロトコール作成及び開始をしたい。
今年度は、学会発表１つだったので来年度はきちんと成果について発表を行っていきたい。現在、日本精神神経学会（6月）、WPA（8月）、日本臨床精神神経薬理学会（10月）での成果発表を予定している。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
対象者のリクルートが予定よりやや遅れたため使用額に差異が生じた。
近隣関連施設と連携を取り予定通りの進捗状況となるように調整した。
対象者への謝金、及び成果発表に差異が生じた分を次年度に使用する予定である。
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