北海道大学病院で2015年3月以前にFDG PETおよびFMISO PETを撮像された悪性神経膠腫53例のうち、単一のPET機器で撮像された26症例で検討を行った。その結果、36種類のTextureの指標のうち、21種類が、FMISO集積の有無、すなわち低酸素のある群とない群との間に有意差を示し、FDG PET画像から低酸素の有無を予測できる可能性が示された。一方で従来の指標であるSUVmax値や単純な集積体積を示すMTV(metabolic tumor volume)は有意差を示さなかった。なお、全体では65症例が集まっており、現在解析中である。
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