研究計画に基づき対象症例の選択、抽出を行い、重粒子線治療群、標準治療群ともに効果指標に関わる臨床データ入力が完了した。本課題に関連するものとして、重粒子線治療群に対する標準治療であるソラフェニブ、および肝動注リザーバー療法の診療費用のデータの費用対効果分析を行い、第43回リザーバー研究会で発表、また、重粒子線治療とTACEの比較の費用対効果分析の結果についても第57回癌治療学会で発表、論文として公表予定である。本研究においては膨大な費用データの入力作業が研究遂行のボトルネックとなっていたが、平成30年度には医療情報部門の協力のもとプログラムを作成し、詳細な費用データが電子的に抽出可能となった。
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