本研究は、高精度な腫瘍位置照合の実現を目的に、4次元コーンビームCT(4D-CBCT)の高画質を担保できる撮像条件の設定および画質と位置照合精度の最適化を図り、短時間撮像を可能にすることである。ガントリ回転速度(GRS)の違いによる4D-CBCT画質と位置精度の結果から、画質、撮像時間、位置精度の点において、GRS:67°/分と85°/分が最適な設定値であった。また体幹部定位放射線治療中における4D-CBCT(In-treatment 4D-CBCT)は、画質と位置精度の結果から、治療中の腫瘍位置確認において十分な精度を有していた。
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