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2018 年度 実施状況報告書

子宮腫瘍におけるAACID imagingの有用性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 17K16463
研究機関鹿児島大学

研究代表者

熊谷 雄一  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (40572160)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードMRI / 子宮腫瘍 / AACID imaging
研究実績の概要

pHは腫瘍の代謝状態や増殖・浸潤を推し測るうえで重要である.しかしながら,腫瘍内のpHを測定する手法は少ない.MRIの新たな分子イメージング(chemical exchange saturation transferimaging:CEST imaging)の1つであるamine/amide concentration-independent detection(AACID) imagingが,pHを高い精度で画像化できる手法として近年報告されているが,AACID imagingの臨床報告は無く,有用性は確立されていない.本研究の目的は,AACID imagingの子宮腫瘍における最適な撮像法・評価法を開発し確立すること,およびAACID imagingによる子宮腫瘍に対する放射線・化学療法の治療効果および予後の予測法を確立することである.
本年度においては子宮腫瘍の症例は順調に蓄積されてはいるが,AACID imaging撮像における最適なパラメータの決定にはいたらず,臨床的にも有用性を示す結果は得られていない.
直腸癌においても撮像を行っているが,直腸癌のAPT imagingにおいては,腫瘍のAPT値とPET-CTのSUV-maxとの相関性を示唆する結果がえらている.
(第46回日本磁気共鳴学会大会 JSMRM2018 2018年9月7-9日 金沢 Kumagae Y et al. Amide proton transfer imaging for rectal cancer: correlation with IVIM and DCE MRI, and 18FDGPET/CT.)

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

AACID imaging撮像のための適切で最適なパラメータの設定へ苦慮していることや症例蓄積が不十分であることが理由として考えられる.

今後の研究の推進方策

繰り返しファントム実験を行うことやボランティアの協力を得ることで,可能な限り最適なパラメータを検索していく.
症例数をかさね、データを蓄積し解析する。

次年度使用額が生じた理由

研究成果が思うようにあがらず、学会発表の機会などが少なかった。
追加で必要な基礎実験や、学会参加費等に使用していく。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Amide proton transfer imaging for rectal cancer: correlation with IVIM and DCE MRI, and 18FDGPET/CT.2018

    • 著者名/発表者名
      熊谷雄一
    • 学会等名
      第46回日本磁気共鳴学会大会

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公開日: 2019-12-27  

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