前立腺癌と下咽頭癌のKu70の免疫組織化学染色と臨床因子を用いて、放射線治療の結果を予測するための人工ニューラルネットワーク(ANN)モデルの適用を検討した。前立腺癌の解析において、年齢、グリソンスコア、生検陽性率、治療前PSA値、リスク分類、前立腺体積を臨床因子として使用した。同様に、下咽頭癌においては、年齢、性別、Performance status、臨床的Tステージ分類、亜部位を臨床因子として使用した。 ANNによる治療結果予測は感度、特異度、予測結果に基づいたROC曲線のArea under curve(AUC)のいずれも従来法と比較して予測能に優れている結果であった。
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