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2022 年度 研究成果報告書

超音波エラストグラフィによる乳房硬化の評価と患者ケアおよび効果判定モデルの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16469
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 放射線科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

浦野 みすぎ  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (10769954)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2023-03-31
キーワード乳がん / 超音波 / エラストグラフィ
研究成果の概要

22例に関して同一対象の術前~術後~放射線治療1年後までの超音波Bモード画像およびエラストグラフィー画像の収集とデータ登録をおこない、chalactristics、皮膚厚、strain ratio値などの統計解析を行った。Bモードで皮膚の不均一エコーを治療後に手術部で認められた。エラストグラフィの strain 値は術後領域において、放射線治療終了1ヶ月後の皮膚、脂肪及び乳腺実質で術前と比較し有意に低下した。放射線治療終了1年後には放射線治療終了1ヶ月後と比較し術後領域の皮膚、脂肪及び乳腺実質でstrain ratio値は上昇し、硬化の軽快が考えられたが統計学的有意差を認めなかった。

自由記述の分野

放射線医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

音響カプラーを使用した乳がん術後乳房の超音波エラストグラフィでの評価により、術後の皮膚肥厚と放射線照射後の皮下脂肪および乳房実質の弾力性の低下を証明した。 乳房浮腫は臨床的な乳房の硬さに重要な役割を果たしており、手術創およびその周囲の線維化は、手術された領域での後期の乳房の硬さに影響を与える可能性がある。ストレイン値 は、乳房温存療法後の乳房浮腫の臨床経過をモニタリングする場合、皮膚の厚さよりも優れたマーカーである可能性がある。乳房術後の超音波エラストグラフィでの評価は乳房浮腫の臨床経過のモニタリングに有用な非侵襲的ツールであると考える。

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公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-03-27  

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