spatio-temporal image correlation(STIC)法と呼ばれる超音波技術を応用し,3次元的にプラーク内へ流入する造影剤を観察し,gray scale medianを用い定量化した.2D造影超音波検査は,time intensity curveを用いて定量化し,結果を頸動脈内膜剥離術によって得られた病理標本の新生血管数および面積と比較し,どちらがよりプラーク内新生血管を反映するか検討した.両者ともに新生血管の数とは相関を認めなかった.新生血管占有面積は両者ともに相関を認めたが,明らかな有意差は認めず,STICを用いた造影超音波検査の優位性は証明できなかった.
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