【研究】頸部胸管塞栓前後の、胸管内圧の実測値の測定と、胸管と下大静脈の圧較差の変化の研究を行った。豚の胸管が画像ガイド下に穿刺され胸管にカテーテルが挿入された。下大静脈にもカテーテルが挿入された。これらのカテーテルを用いて、胸管内圧の実測値が測定され、胸管と下大静脈の圧較差が検査された。その後、頸部胸管が塞栓された。頸部胸管塞栓後に、再度、胸管内圧の実測値が測定され、胸管と下大静脈との圧較差が検査された。 【成果】報告者らは画像ガイド下胸管穿刺法を成功させた。また報告の少ない、生体における胸管内圧のデータの取得に成功した。塞栓後の胸管内圧は塞栓前よりも有意に高いことが統計学的解析により示された。
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