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2019 年度 実施状況報告書

エピジェネティック修飾から見た慢性右心不全の重症度と可逆性の新たな指標

研究課題

研究課題/領域番号 17K16588
研究機関新潟大学

研究代表者

杉本 愛  新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (00723941)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード右室心筋病理
研究実績の概要

当該年度は、引き続き、症例の収集に努めました。右室流出路組織標本数は、これまでに47例分と、昨年度から、さらに増加し、これで、ほぼ、計画した症例数に達します。
当該年度中は、これらの症例の背景因子など、すでにある資料の収集を行っております。しかしながら、病理組織学的な評価に関しては、まだ開始しておらず、研究成果の報告には至っておりません。
一般的な病理組織結果のみ、病理レポートにて確認しておりますが、これだけでは、右心不全の程度との関連は明らかではありませんでした。
標本に関しての、詳細な検討は、今後、当院病理組織標本センターと連携し、特殊染色・免疫染色を行って評価する必要があります。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度が研究終了予定年度でありましたが、症例数の蓄積に時間を要したこと、多忙な臨床業務などのため、病理学的な評価を行うには未だ至っておらず、研究予定期間を1年間延長させていただきました。

今後の研究の推進方策

2020年4月13日、当院の病理組織標本センターとの共同研究という形で、病理組織標本の評価を開始する段取りとなりました。4月16日、当院の倫理委員会より、その旨、承諾を得られました。
また、右室心筋の線維化の評価方法、および心不全の評価に用いるマーカーの選定も終了しました。
5月連休後より、順次、標本の染色・評価と、研究テーマについての検討を行い、論文作成を開始します。

次年度使用額が生じた理由

昨年度までに、十分な病理組織検体の収集と、その後の詳細な検討計画がまとまらず、病理組織標本の評価に用いる試薬などの購入が行われなかったこと、また、コロナウイルス関連により、学会参加予定が中止になり、旅費が少なかったことなどがあげられます。次年度は、病理組織評価のため、標本の作成・特殊・免疫染色の実施・その評価に実費がかかり、このため予算が必要です。また、研究成果は、論文作成を行って報告する予定としており、このための諸費用がかかる見込みです。学会発表に関しては、結果が明らかになり次第行いますが、旅費に関しては、コロナウイルスの状況に大きく左右されると思われます。

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公開日: 2021-01-27  

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