ラット肺組織におけるbipotential細胞の局在が同定可能となり、胎齢17日ラット肺の移植実験を行った。移植肺は含気を得て経時的に拡張し、免疫染色でもbipotential細胞や成熟細胞の形態や分化、局在を確認した。また、移植後のレシピエントにDexamethasoneを7日間投与する群を追加し、ステロイド群でより移植肺が拡張することを確認した。移植肺の評価はCTを撮影することでも行い、これによっても移植肺の良好な拡張を確認した。 Bipotential細胞の単離にまでは至らなかったため、今後継続して研究を進めていく予定である。
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