カテーテルの血管壁に対する摩擦力は、表面の親水性コーティングによって軽減されている。本研究ではこの摩擦力はカテーテルの表面微細形状によって軽減されないかを実証する目的であった。しかしながらコロナ禍により、表面微細形状のカテーテル製造がかなわなくなった。これにより親水性コーティングのカテーテルの摩擦係数の測定と、この実験中に誘導困難な血管形状の検証を行った。結果は大動脈弓部においては選択血管起始部の高さが弓部大動脈小弯より低いかどうかは、Aorta typeⅢよりもICの選択を精度が高く評価できることがわかった。
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