今後の研究の推進方策 |
RCTの高肺転移株および低肺転移株をマウス皮下移植後に得た、原発巣と肺転移巣それぞれのパラフィン包埋組織切片をKi-67, p27, p130, p107, E2F4などDormant cell markerの発現を確認する。またRCTの高肺転移株および低肺転移株を培養し、フローサイトメトリーによるG0/G1期の細胞で、Dormancy関連蛋白の発現を比較する。さらにin vitroで①原発巣組織、②循環血液中の腫瘍細胞 (circulating tumor cells; CTC)、③転移巣組織を採取し、dormancyに至った細胞をp130,p107,E2F4,Ki67免疫細胞染色またはqRT-PCRやWestern blotでの発現により、同定し、生体の中でdormancyが原発巣、CTCs、肺転移巣のどの部位でどの程度存在するか、dormancyがいつ出現するかを確認していく。
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