末期膝OA 患者の膝関節組織におけるSOD 活性の関連性を明らかにすることで、動物モデルで証明されたOA におけるSOD の関連性の強さを証明することができた。すなわち、ヒトの膝OAにおいてSOD 活性の調節が軟骨変性病態へキーファクターであることが証明できた。SOD活性がOA疾患の予防、治療のバイオマーカーとなる可能性が期待され、本研究の完遂後もさらなる発展応用が見込まれ、推定患者数が2,530 万人以上いるとされる膝OA患者および将来膝OAに悩まされるであろう予備軍の患者に対して確実に貢献できる。
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