研究課題
若手研究(B)
神経障害性疼痛におけるTNF-αを標的とした遺伝子治療の有効性とそのメカニズムを解明した。TNFαを標的とした遺伝子治療により、活性酸素とpC/EBPβの発現の抑制を介して、鎮痛効果が得られることが明らかとなった。活性酸素とpC/EBPβの発現は遺伝子治療により有意に減少した。これらの知見は、TNFαを標的とした遺伝子治療が効果的であることを意味し、今後のさらなる研究により臨床応用が期待できる。
疼痛管理学
本研究の成果は、神経障害性疼痛に対する遺伝子治療の開発につながるものである。遺伝子治療の臨床応用が実現すれば、難治性疼痛に苦しむ患者のQOLを上昇させることができる。また、現在使用されている麻薬性鎮痛薬の使用量を軽減させることが可能となる。