研究課題/領域番号 |
17K16748
|
研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
田畑 雄一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70515238)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | 動脈波 / 循環管理 / 周術期 / モニタリング |
研究実績の概要 |
平成29年度は、全身麻酔下にオフポンプ冠動脈バイパス術を受ける患者から、手術中ならびに術後集中治療室において、APWA法による循環動態パラメータのオンライン測定とイベントデータ記録を実施する。患者は、橈骨動脈より観血的動脈圧測定、並びに肺動脈圧カテーテル挿入によるCO、PCWP測定、経食道超音波診断検査が行われるが、本研究に対して協力の同意を得た患者を対象にAPWA法による循環動態パラメータの測定導入を並行して行う。患者の年齢、性別、体重、身長等の情報に加えて、経食道超音波診断装置からのデータ(LVEDV、EF、SV等)の情報を記録する。すべてのデータをオフラインにて、コンピューター解析を行い、log10(SVV)-SVIプロット情報、回帰関数を求めて、Frank-Starling心室機能曲線近似予測アルゴリズムを作成する。 オフラインデータを元に、Frank-Starling曲線を推測するアルゴリズムをコンピュータ解析にて組む。プログラミングには、Javaを基本とするマサチューセッツ工科大学(MIT)で開発された情報視覚化言語Processingを用いて、APWAモニタリングデバイス(FloTrac/Vigileo system,Edwards Lifescience等)からのon-lineでの計測が可能となるようにする。 上記の計画予定であったが、研究遂行に必要な時間を十分に確保できなかったため、研究の遂行が難しい状況であった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
臨床業務に時間を取られたため、研究を遂行するための時間十分に取ることができなかったため。
|
今後の研究の推進方策 |
平成29年度の予定であった計画を実施する。全身麻酔下にオフポンプ冠動脈バイパス術を受ける患者から、手術中ならびに術後集中治療室において、APWA法による循環動態パラメータのオンライン測定とイベントデータ記録を実施する。すべてのデータをオフラインにて、コンピューター解析を行い、log10(SVV)-SVIプロット情報、回帰関数を求めて、Frank-Starling心室機能曲線近似予測アルゴリズムを作成する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
平成29年度は、臨床業務が多忙であったため、研究を実施する時間が確保できなかった。従って、平成29年度に実施予定であった研究を平成30年度に行う。
|