今後の研究の推進方策 |
サイクロフィリンDノックアウトマウスの安定供給が可能になったため,サイクロフィリンDノックアウトマウスを用いて敗血症関連脳症に関係すると考えられるBcl family(Bax,Bak,Bcl-2等),TNFα,IL-6,cytochrome c,caspase3などのサイトカインの発現を比較する。また、apoptosis/necrosisと脳内Cyclophilin D発現の変動をCelestine blue and acid fuchsin染色、HE染色と免疫染色にて検討し、SAEが、Bcl family-MPTP分子間相互作用を介したサイトカイン発現およびapoptosis/necrosis誘導に及ぼす影響とその役割を解析する。 さらにミトコンドリア分画を抽出しMir05 bufferに加えてOROBOROS Oxygraph-2kを用いてミトコンドリアの呼吸鎖の機能を測定し,Cyclophilin Dの発現によってSAEが脳MPTP与える影響を解析する予定である。 またROS抑制作用のあるEdaravone (10 mg/kg i.p.)を投与し,Bcl family(Bax,Bak,Bcl-2等),TNFα,IL-6,cytochrome c,caspase3などのサイトカインの発現を比較する。また、apoptosis/necrosisと脳内Cyclophilin D発現の変動をCelestine blue and acid fuchsin染色、HE染色と免疫染色にて検討する予定である。
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