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2018 年度 研究成果報告書

治療抵抗性腎細胞癌の機能性RNAネットワーク解析に基づく治療標的分子の同定

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16778
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 泌尿器科学
研究機関千葉大学

研究代表者

岡東 篤  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (90756719)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワードマイクロRNA
研究成果の概要

近年、進行性腎癌に対する新規治療薬の開発が進んでいるものの、その効果は限定的であり、治療抵抗性を獲得する分子経路の解明が不可欠であると考える。我々は、分子標的治療薬治療後の剖検検体から、「治療抵抗性腎細胞癌マイクロRNA発現プロファイル」を作成し、癌組織で発現が変化しているマイクロRNAを同定した。これらマイクロRNAが制御する分子ネットワークを探索した結果、癌の転移に関与する遺伝子を同定した。これらのマイクロRNAが標的とする遺伝子はTCGA(the cancer genome atlas)のデータベースから腎細胞癌において予後不良因子であることが確認された。

自由記述の分野

マイクロRNA

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年開発された分子標的治療薬は、進行腎細胞癌に対しても一定の治療効果を上げているが、治療経過中に抵抗性を獲得することが多く、その分子経路は十分に解明されていない。我々は分子標的治療薬治療後の剖検検体から、「治療抵抗性腎細胞癌マイクロRNA発現プロファイル」を作成し、癌組織で発現が抑制されているマイクロRNAの探索を行った。これらマイクロRNAが制御する分子ネットワークを探索した結果、癌の転移に関与する遺伝子を同定した。これらの遺伝子を標的とした治療薬の開発することは、新たな治療薬の開発の一助となると思われる。

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公開日: 2020-03-30  

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