進行癌である去勢抵抗性前立腺癌のメカニズムとして、アンドロゲン受容体(Androgen Receptor; AR)のリガンド結合部位(Ligand-binding domain;LBD)が欠失したSplice Variantsの発現増加が注目され、近年、ARのN末端に直接結合し、このSplice Variants含めあらゆるARを阻害可能な新規薬剤が開発され(EPI-506)、北米で臨床試験が行われていた。本研究では、主にこのEPIと同等あるいはそれ以上の阻害効果が期待できる類似化合物(I-EPI)の治療効果を、動物実験をもとに比較・解析し、今後の臨床応用が可能かどうか模索した。
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