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2019 年度 研究成果報告書

前立腺肥大症における自己抗原認識による補体活性化機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16802
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 泌尿器科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

秦 淳也  福島県立医科大学, 医学部, 助教 (00769606)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード前立腺肥大症 / 補体 / 自己抗原
研究成果の概要

前立腺肥大症(BPH)は高齢男性に多い疾患で、排尿困難、頻尿など、様々な排尿に関係する症状を呈する。しかしながらその発症機序は明らかとなっていない。本研究では、BPHの増殖過程において、自然免疫系の一つである「補体」の活性化が関係していることを新たに証明した。さらに、補体の活性化には自身の前立腺組織内の4分子の存在が関与していることも分かった。この分子を標的とした新規治療薬の開発が期待される。

自由記述の分野

前立腺肥大症

研究成果の学術的意義や社会的意義

前立腺肥大症(BPH)の発症機序については、今まで男性ホルモンであるアンドロゲン、炎症、虚血などの関与が報告されてきたが、本研究は免疫系の一つである補体の関与を示した点で、独創性に満ちた研究と考えられる。現在、臨床の場では、既存の内服薬に抵抗性を示すBPH患者も多く存在する。そのような患者にとって、本研究の結果は、新たな治療標的の発見及び治療薬の開発に寄与するものであり、一つの光明を呈する成果と言える。

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公開日: 2021-02-19  

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