現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
MCL膀胱内注入温熱療法とがん免疫治療(抗PD-1抗体)の併用治療の浸潤性膀胱がんに対する治療効果を検討するために以下の研究を施行している。 ①ヒト膀胱がん細胞株におけるMCLの吸着の検討:MCLは、正電荷を持つリン脂質にて被覆してあるため、負電化をもつ細胞との親和性が高い。当研究室にて保管しているヒト膀胱がん由来の4つの細胞株 (RT4, RT112, 5637, T24)におけるMCLの吸着および取り込みを走査型電子顕微鏡にて確認した。②ヒト膀胱がん細胞株におけるPD-L1の発現の検討:ヒト膀胱がん由来の4つの細胞株 (RT4, RT112, 5637, T24)におけるPD-L1の発現量を計測した。③高温度暴露によるヒト膀胱がん細胞株における免疫誘導サイトカイン/ PD-L1の発現の検討:がん細胞が死滅しない温度(43℃)に30分間暴露を繰り返し施行し、免疫誘導サイトカインおよびPD-L1の発現量を計測した。
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