【目的】ヒト膀胱癌に対するMCLの至適吸着条件およびヒト膀胱癌における加温による免疫誘導の状態をin vitroで検討した。【方法】(研究1)ヒト膀胱癌細胞株BC31、T24の培養液にMCLを添加し走査型および透過型電子顕微鏡で観察した。(研究2)ヒト膀胱癌細胞株BC31、T24およびRT4を加温してPD-L1の発現およびapoptosisの発現を検討した。【研究成果】(研究1)BC31,T24の細胞表面にMCLがびまん性に付着が確認できた。エンドサイトーシスによる細胞内への取り込みが確認できた。研究2)BC31、T24、RT4のいずれにおいてもPD-L1の発現は認めなかった。
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