研究成果の概要 |
Balb/cマウス由来線維芽細胞株balb/3T3にセンダイウイルスベクターを用いてSox2, Oct3/4, Klf4, L-mycを遺伝子導入し、iPS細胞を誘導した。誘導したiPS細胞から樹状細胞への誘導を試みたが、FACSでCD11b、MHC classII、CD80/86の発現を確認できなかった。DNAJB8の臨床的役割を検証するために当院で根治的腎摘除術を施行された52例の腎癌組織サンプルからmRNAを抽出し、定量PCRで臨床的予後との関連を評価した。DNAJB8の発現を認めない14例からは癌の再発を認めず、病理学的にはDNAJB8の発現の有無により静脈浸潤について有意差を認めた。
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