研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界で初めて正常群および妊娠糖尿病妊婦の分娩中の血糖動態をリアルタイムCGMで明らかにした。血糖動態はGDM・対象群共に同様形態で,血糖上昇の主原因はGDMの有無ではなく,分娩進行の時期が血糖値に有意に影響を与え,分娩直後が最大値となることも初めて分かった.さらに現在論文投稿中であるが,分娩第2期の遷延は,対象群では血糖値に影響を認めなかったが, GDM群では遷延が直接血糖を有意に上昇させることが認められた.回帰係数の値から,Ⅱ期が1分長くなる毎に血糖値が約0.058mg/dlずつ直線的な上昇を認めた. 以上のように分娩中の妊婦の血糖管理を本邦から世界に発信する成果を上げることができた.
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