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2019 年度 研究成果報告書

リアルタイム連続血糖モニターを用いた糖代謝異常妊婦の分娩中の血糖管理方法の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 17K16852
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 産婦人科学
研究機関岡山大学

研究代表者

牧 尉太  岡山大学, 大学病院, 助教 (20774178)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード妊娠糖尿病 / リアルタイムCGM / 分娩 / インスリン / 血糖 / 難産
研究成果の概要

分娩時間の延長や遷延がどのように血糖動態へ影響するのかに関してGDM群と正常血糖(対象)群を比較検討し解明する.対象期間中に経腟分娩を施行したGDM群32例,対象群32例.測定期間を4段階とし血糖動態をリアルタイムCGMで測定し統計解析を施行.結果はⅠ-Ⅳ期で測定中にインスリン療法の使用例はなし.血糖動態はGDM・対象群共に同様形態で,血糖上昇の主原因はGDMの有無ではなく,時期が血糖値に影響を与える。Ⅱ期の遷延に関しては,GDM群では血糖を有意に上昇させることが認められた(p=0.022).回帰係数の値から,Ⅱ期が1分長くなる毎に血糖値が約0.058mg/dlずつ直線的な上昇を認めた.

自由記述の分野

産婦人科 妊娠糖尿病

研究成果の学術的意義や社会的意義

世界で初めて正常群および妊娠糖尿病妊婦の分娩中の血糖動態をリアルタイムCGMで明らかにした。血糖動態はGDM・対象群共に同様形態で,血糖上昇の主原因はGDMの有無ではなく,分娩進行の時期が血糖値に有意に影響を与え,分娩直後が最大値となることも初めて分かった.さらに現在論文投稿中であるが,分娩第2期の遷延は,対象群では血糖値に影響を認めなかったが, GDM群では遷延が直接血糖を有意に上昇させることが認められた.回帰係数の値から,Ⅱ期が1分長くなる毎に血糖値が約0.058mg/dlずつ直線的な上昇を認めた.
以上のように分娩中の妊婦の血糖管理を本邦から世界に発信する成果を上げることができた.

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公開日: 2021-02-19  

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