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2018 年度 実施状況報告書

双胎間輸血症候群の受血児心疾患の予知を目的とした超音波・生化学マーカーの有用性

研究課題

研究課題/領域番号 17K16875
研究機関山口大学

研究代表者

村田 晋  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (00420521)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワード双胎間輸血症候群 / 受血児心不全 / 右室流出路狭窄
研究実績の概要

2018年度も前年度に引き続き、胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術を施行する患者の受け入れと超音波による胎児血流計測データ、手術時羊水の採取による胎児心不全の生化学マーカーの測定を行う予定であった。
しかし、前任地からの異動により新規に山口大学の臨床研究における倫理委員会への申請が必要となったため、この作業に時間を要し、実際の倫理委員会の承認は2018年11月末となった。このため、症例の登録開始は2019年1月以降となった。よって、2018年度は当該課題の異動による再開のための準備期間となり、研究実績としては進捗がほぼない状態となった。今後、倫理委員会へデータ集積に必要な追加申請書(山口大学における手術実施例に対する後方指的検討など)の作成を行うとともに過去の症例の統計学的検討や、出生した児の調査を開始する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

2018年4月、前任地より当施設へ異動となった。このため、前任地で作成した倫理委員会承認による臨床研究計画書の再承認が必要となり、研究開始までに9か月を要した。研究開始の9か月間も双胎間輸血症候群の治療症例は9例あったが、倫理委員会の未承認であったため、当該研究対象とはなっていない。このため、研究としてやや遅延した状態である。

今後の研究の推進方策

前任地から異動後のため、別途、新規に倫理委員会の申請を行う必要がある(前任地におけるデータ集積した内容の二次利用、山口大学で倫理委員会未承認期間に手術を実施した9例の後方指的な研究計画)。胎児鏡下レーザー凝固術の症例を前向きに施行、登録しつつ、後方指的に症例を検討する作業を平行に行う。2019年度は上記前向き作業と、後方指的検討書類の提出を行いつつ、すでに出生した児の生後経過のデータ集積も開始し、統計学的処置が行えるように推進する。

次年度使用額が生じた理由

前任地からの異動により、計画していた生化学マーカー測定などが行えなかったため。また、異動により当初の計画よりも研究の実行に遅延を来したため、中間報告としての学会発表(国内、海外を含む)が行えていないことが理由である。
未使用額については、平成31年度の国内、海外学会への旅費、参加費として使用する。
また、上記理由から本年度は未使用額が多く、平成31年度以降の検体提出費、統計解析ソフト、研究に関わる物品調達に使用する。

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公開日: 2019-12-27  

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