発がんにおけるエピジェネティックな修飾機序は、一部の癌腫で報告され注目を集めている。特に一部の遺伝性腫瘍症候群では、原因遺伝子上流のプロモーター高メチル化との関連が報告されている。本研究では、婦人科悪性腫瘍におけるエピジェネティックな修飾機序について広く解析しすることを目的とし立案した。がんゲノム診療の臨床応用などの社会的背景から、幅広い癌腫におけるエクソームのみならず全ゲノム解析結果結果の利用が可能となり、様々な癌腫における約500例のがんゲノム解析結果とエピジェネティクス関連遺伝子発現などを検討した。
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