研究成果の概要 |
まずRNAシークエンスと網羅的メチル化解析によって、21メチル化候補遺伝子を抽出した。次に、中咽頭癌症例のDNAサンプルにて、予後と関連した10遺伝子を抽出した。さらに、リキッドバイオプシーからのctDNAサンプルにてメチル化解析をこの10遺伝子に行い、3遺伝子(CALML5, DNAJC5G, and LY6D) がリキッドバイオプシーによるメチル化解析によるHPV関連中咽頭癌症例の再発リスクならびにモニタリングに有効であることを確認した。今回の研究により、最近増加しているHPV関連中咽頭癌の症例の予後改善ならびに治療効果の判定を見極めるのに有効なマーカーを抽出することに成功した。
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