研究成果の概要 |
糖尿病モデルマウスには、C57BL6/J系統マウスに高脂肪食を投与した(high fat diet; HFD)マウスとob/obマウスを用い、約5ヶ月間、前庭誘発筋電位(VEMP)、聴性脳幹反応(ABR)、歪成分耳音響放射(DPOAE)を経時的に測定した。対象群と比較しHFD群のDPOAEの成績は8 kHz, 12 kHz, 16 kHzの周波数で有意に改善し、ABRの結果も同様に12 kHz, 16 kHzの周波数で有意に改善した。一方、ob/obマウスではHFDマウスが示したような傾向は認めなかった。VEMPでは、HFDマウス及びob/obマウスは対象群と比較し、有意な差を認めなかった。
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