研究実績の概要 |
基礎研究として、酸化ストレスが病態に関与する疾患である新規糖尿病モデルマウスを作成し国内・国際学会にて発表するとともに、現在Scientific Reportに投稿準備中である。また、手術中における光障害が眼内組織に与える影響について(Yamada K, Kaneko H, Takayama K, Acta Ophthalmol. 2019 Jan 30. [Epub ahead of print])や、術中使用器材が与える影響(Shimizu H. Kaneko H. Takayama K.Transl Vis Sci Technol. 2019 Feb 28;8(1):28.)についても報告した。 また、第52回日本眼炎症学会総会にて、光照射と網膜細胞への障害について、Mechanism of Light Exposure-Induced Cell Death and Cell Protection in Retinal Pigment Epithelium Cellsという演題にて学術奨励賞を受賞した。 それ以外には、健常人の眼内循環についての報告(Takayama K. Sci Rep. 2018 Oct 11;8(1):15163.)、眼内炎症が年齢により変化をきたすこと(Takayama K. PLoS One. 2018 Aug 23;13(8):e0202585.)、未熟児で出生した場合の眼循環の変化(Nonobe N, Kaneko H, Takayama K. Retina. 2019 Jan;39(1):111-117.)を報告した。 それ以外に臨床研究として、酸化ストレスが関与する疾患である糖尿病網膜症の中でも重症である増殖糖尿病網膜症について、7大学の多施設合同研究にて、糖尿病黄斑浮腫の手術成績やその結果に関与する因子の道程、術後合併症をきたす原因の解析、再手術が必要となる原因の解析について複数回学会で発表するとともに、現在英語雑誌に投稿している。
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