研究課題/領域番号 |
17K17110
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
長崎 正寛 昭和大学, 歯学部, 助教 (30782015)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
キーワード | エクソソーム / miRNA / 扁平上皮癌 / 癌幹細胞 |
研究実績の概要 |
本研究では「口腔癌癌幹細胞における形質獲得制御miRNAの探索」を目的として以下の項目を実験項目を計画した。昨年度に引き続き、以下の研究を行った。 ・癌幹細胞制御miRNAの同定:SAS-5.1細胞の亜株を用いて、CDDP耐性と造腫瘍性の亢進に伴い発現が亢進するmiRNAをマイクロアレイにより探索した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
平成29年度に予定していた研究計画である「癌幹細胞制御miRNAの同定」に時間がかかり、それにより、補助事業期間の延長を申請するに至った。
|
今後の研究の推進方策 |
研究計画に従って、以下の研究を行う予定である。 miRNAによる癌幹細胞形質獲得機序の検討:CDDP耐性およびEMT形質の誘導時における同定したmiRNAの機能を検討するために、miRNAの強制発現を行う。最初に、EMTが誘導される前の細胞株(SAS-3.4)を用いて、miRNAを強制発現させ、細胞増殖能、抗癌剤耐性およびEMT誘導をin vitroの解析から評価する。次にSAS-5.1細胞を用いてmiRNAの発現をRNA干渉法を用いて抑制しその細胞増殖能、抗癌剤耐性およびEMT誘導が解除されるかを評価する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
研究計画が遅延しているため。なお、繰り越した基金は、研究計画に従い、試薬(各種実験のための試薬、および、細胞培養用の試薬など)や実験動物購入等、次年度以下の物品購入に充当する。
|