研究課題
若手研究(B)
歯科用コーンビームCT(以下CBCT)を用いて歯内治療領域における根尖性歯周炎の病変形態の特徴を評価した結果、皮質骨の開窓が認められる場合は有意にPAIスコアが高い値を示すことが示唆された。また、根尖性歯周炎をMRIで評価する場合、すでに別の理由で撮影されたMRI画像と比較する必要のある口内法撮影やCBCT画像が撮影されていることが少なく十分なサンプル数が得られなかった。そのため、MRIの歯内治療領域での活用は困難であるという結論を得た。
歯科保存学
本研究では口内法の撮影結果データとCBCT画像データを比較しその関係性を検討し、口内法撮影画像から予測される対象物の構造の予測精度を向上させることと、CBCTに代わる画像診査法としてMRIの使用についての検討を行った。その意義はどちらもCBCT撮影の頻度を少なくすることにつながっており、ひいては患者の受ける医療被曝を最小に抑えることを目標としている。