幹細胞(iPS-cells/MSCs)は優れた増殖能、分化能から医科/歯科領域における再生治療の切り札として研究が進められている。その中でも特に間葉系幹細胞は遺伝子操作を行わず自家細胞を用いるため高い安全性が保証されている。ただし臨床応用が現実のものとなった今、幹細胞による治療効果の不安定さが新たな問題となった(効果の大小/効果が皆無/症状を悪化)。本研究チームでは、幹細胞に対するアスピリン処理によって如何なる幹細胞にも再生治療に耐えうる能力を賦活させ、予知性の高い治療を目指す。今回は薬剤関連顎骨壊死に着目しその治療効果をミトコンドリアに注目して評価したものである。
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