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2018 年度 実施状況報告書

デジタル機器を応用した部分床義歯作製方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K17201
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

浜中 一平  福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (40736691)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードCAD-CAM / デンチャー / 部分床義歯
研究実績の概要

デジタル機器を用いて部分床義歯を作製することは、歯科医師や歯科技工士だけでなく患者に対しても大きな利点がある。過去の研究で、2つのパーツによりノンメタルクラスプデンチャー型の部分床義歯を作製することに成功した。しかし、適合性や強度試験についての研究は不十分であり、さらに審美性や機能性を持たせるためには3パーツ以上の構造を考える必要があった。CAD/CAMを用いることでPAEKなどの高強度エンジニアリングプラスチックやジルコニアなどを使用することが可能となり、強度を持たせた部分床義歯の作製が可能と考えられた。本研究の目的は、デジタル機器を応用した部分床義歯作製する方法を開発することである。
平成29年度は2ピースタイプの部分床義歯の適合精度および、3ピースタイプの部分床義歯の構造について検討した。過去に作成したデータを下に様々な材料(セラミック・ジルコニア・PAEK・硬質レジン・レジン)を用いて2ピースタイプの部分床義歯の作製を行い、模型に対する適合試験を行った。さらに2ピースタイプの部分床義歯のデータを下に、パーツを細分化し3ピースタイプの部分床義歯の設計・作製を行った。
平成30年度は3Dプリンタを用いてミリングでは不可能であった部分床義歯の構造(ノンメタルクラスプタイプ)を設計し・作製を行った。 今後、さらなる構造の違いや適合精度および強度を研究し、デジタル機器を応用した部分床義歯作製する方法を考察する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

設計のバリエーションが増えたことから、強度に対する研究が遅れているが、その他のものについては順調に進行している。

今後の研究の推進方策

引き続き部分床義歯の構造について検討を行う。さらに適合精度や強度について検討を行う。

次年度使用額が生じた理由

設計のバリエーションが増えたことから、強度に対する研究が遅れているが、その他のものについては順調に進行している。平成31年度は、残りの研究を続けて行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Fabrication of a nonmetal clasp denture supported by an intraoral scanner and CAD-CAM2018

    • 著者名/発表者名
      Hamanaka Ippei、Isshi Kota、Takahashi Yutaka
    • 雑誌名

      The Journal of Prosthetic Dentistry

      巻: 120 ページ: 9~12

    • DOI

      https://doi.org/10.1016/j.prosdent.2017.09.011

  • [学会発表] CAD/CAM パーシャルデンチャー フルデジタルワークフロー創出への展望2018

    • 著者名/発表者名
      濵中一平
    • 学会等名
      日本補綴歯科学会第127回学術大会
    • 招待講演

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公開日: 2019-12-27  

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