現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究ではRNA-seqとChIP-seqの二つの視点から、異なる組織由来のMSCsにおける遺伝子発現制御メカニズムを明らかにすることを目的としている。RNA-seについては既に実施済みであるため、その解析は完了しており、さらにデータベースに存在する数多くのMSCsサンプルデータも用いて幅広く解析を実施したため、当初の予定通り進行していると考えられる。ChIP-seqに関しては、ヒストン修飾に関与する抗体(H3K4me1, H3K9me3, H3K9/14ac, K3K27-me3, H3K36me3)を用いて、免疫沈降を実施しサンプルを回収することが必要となるが、サンプルの抽出法の確立に多くの時間を費やしたため、平成29年度内では全サンプルのChIP-seqの実施が完了していない。しかしながら、適した抗体の選定と抽出法の確立は完了しており、全サンプルの回収も実施済みであるため、経過はおおむね良好であるといえる。
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