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2018 年度 実績報告書

エナメル上皮腫の増殖機構の解明と分子標的薬を用いた治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 17K17256
研究機関広島大学

研究代表者

鳴瀬 貴子  広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (20795489)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
キーワードAMB / JAK
研究実績の概要

エナメル上皮腫は樹立された細胞株が少なく分子生物学的メカニズムは不明な点が多い.近年,申請者は,h-TERT遺伝子を用いてエナメル上皮腫由来の不死化細胞株 (AMB cell) を樹立した.今回の研究は AMB cell を用いて,エナメル上皮腫の増殖,細胞死に関与する新規細胞シグナル機構を解明し,それら経路阻害による新しい治療法を検討することである.
AMB cellに 各種シグナル伝達阻害剤,あるいはEGFR抗体を単独添加したところ,JAK 阻害剤であるAG490を含めた各種シグナル伝達阻害剤単独では細胞障害作用を誘発されなかった。一方,AG490とEGFR antibody, またAG490とEGFR チロシンキナーゼ阻害剤であるAG1478の組み合わせによって細胞障害が誘発された。またAG490とEGFR antibody, またAG490とEGFR チロシンキナーゼ阻害剤であるAG1478の組み合わせはDNA の断片化が認められ,アポトーシスによる細胞死が起こっている可能性が示された。EGFR, JAK同時阻害による細胞死に関連する標的蛋白は検討中である.

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公開日: 2019-12-27  

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