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2019 年度 研究成果報告書

GroEL発現乳酸菌を用いた経粘膜ワクチンデリバリー製剤の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K17296
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 外科系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

濱野 美緒 (萩原美緒)  日本大学, 松戸歯学部, 助教 (60724820)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2020-03-31
キーワードGroEL / CpG ODN / HSP60 / P.gingivalis / sublingual immunization
研究成果の概要

経粘膜ワクチンは、全身系免疫および粘膜系免疫を共に誘導できる簡便かつ低侵襲性なワクチンである。GroELおよびCpG ODNを使用したワクチンは、P.gingivalis感染による歯周病を抑制するのに効率的であり、舌下投与も粘膜および全身の抗原特異的抗体応答の誘導に効果的である。本研究では舌下と経鼻のワクチンを比較した。結果、経鼻でのGroEL特異的抗体価が高いのは、NALTの存在によると考えられる。舌下の場合はNALTのような粘膜関連リンパ組織はないため、アジュバントとして高用量のCpG ODNが必要だった。アジュバントと抗原を同時に適用すると、抗原特異的な免疫応答を効率的に誘導できる。

自由記述の分野

経粘膜ワクチン

研究成果の学術的意義や社会的意義

現存のワクチンは注射型が主流であり、注射の副作用による刺入部位の痛みやアナフィラキシーの可能性がある。しかし、経鼻・舌下投与の経粘膜ワクチンは、経口摂取された抗原分子や経口ワクチンが受ける腸肝循環および肝臓代謝の初回通過効果、ならびに胃での摂取された分子の即時破壊を回避できる。したがって、経鼻・舌下経路を介したワクチン接種は、注射の悪影響を回避し、粘膜系免疫を誘発するためのより良い選択と考える。

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公開日: 2021-02-19  

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