研究課題
若手研究(B)
本研究は、まず第一にお口を閉じる能力(口唇閉鎖機能)に問題のないものの筋肉の正常値を探した。次に口唇閉鎖機能に問題のあるものを対象とし、その要因としてどの筋肉が一番影響しているかの検討を行った。正常値の検索結果は膨大なデータ量から検索する必要があり、現在もデータ採得を続けており、将来的なビッグデータとして蓄積を続け、新治療目標への臨床応用へと進める。
歯科矯正学
昨今着目されている口腔機能低下症の判定項目でもある口唇閉鎖機能(お口を閉じる能力)に関しては、これまでは医療従事者側が主観的に判断してきたものが多く、客観的なデータをなかなか患者本人へ提示することが難しかった。しかし、本研究により、見えない筋肉の硬さを見える化すること、つまり、数値化することによって患者様本人にももわかりやすくどれくらい口が閉じにくいのかを提示できるようになる可能性が高くなった。