研究課題/領域番号 |
17K17364
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
鈴木 佑基 愛知学院大学, 歯学部, 非常勤助教 (50783057)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 歯周炎 / 動脈硬化 |
研究実績の概要 |
現在、ラットに実験的歯周炎を惹起し、歯周炎を評価する目的で病理組織学的評価とμ-CTの撮影を行なった。結果として、実験的歯周炎を惹起したラット群では正常ラット群と比較して、炎症性細胞浸潤の増加が認められ、μ-CTでも骨吸収の増加が認められた。血中におけるLPSの検出に関しては、実験的歯周炎群と正常群ともに検出限界以下のため検出が不可能であった。細胞実験では、当初予定していた実験方法がうまく実行できず、様々な文献を参考にして新たな方法を試行している段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
細胞実験では、当初予定していた実験方法がうまく実行できず、様々な文献を参考にして新たな方法を試行している段階である。
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今後の研究の推進方策 |
動物実験では動脈硬化に関連するTLR2、TLR4、MyD88、ICAM-1等の動脈における遺伝子発現の解析、歯周炎誘導による TLR受容体および転写因子の発現、接着分子の発現を評価する。また、大動脈への単球の接着を病理組織学的に評価するために、VCAM-1 発現を評価し、歯周炎による動脈硬化初期病変の誘導を確認する。 細胞実験では、新たな方法を試行し、進めて行く予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
実験の推移状況が遅くなり、次年度に持ち越しとなったため
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