研究実績の概要 |
令和3年度は、アルコール摂取量と現在歯数との関連について、40歳から97歳の7,438名を対象に分析を行い、学会発表をおこなった。アルコール摂取量は、1週間のエタノール摂取量を「0g」、「1-149g」、「150-299g」、「300-449g」、「450g以上」の5群に分類した。分析の結果、60-79歳男性において有意な関連がみられ、1週間のエタノール摂取量が「150-299g」に比べ、「150-299g」以外の4群では現在歯数が少ない可能性が示唆された。 上記の分析結果を受け、さらに対象者を拡大して分析を進めている。分析対象者は、40歳から97歳の39,764名(男性18,893名、女性20,871名)である。また、アルコール摂取状況を明確にするため、アルコール摂取状況を「非飲酒者」、「過去飲酒者」、「週1-149g」、「週150-299g」、「週300-449g」、「週450g以上」の6群とした。分析の結果、アルコール摂取状況と現在歯数との関連について有意な差がみられ、関連に性差がある事が明らかになった。新たな分析結果について、論文投稿の準備を進めている。
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