研究課題
本研究の目的は、がん患者の口腔保健に関わる自己効力感尺度を開発し、信頼性、妥当性の検証をすると共に、副次的なアウトカムとして横断研究によってその実態を明らかにし、歯科衛生指導のエビデンス構築及びチーム医療の推進に寄与することを目的としている。2019年度は中間解析を実施し、信頼性・妥当性を検証することを予定していた。中間評価の結果、作成した尺度の信頼性・妥当性が確認、立証できたため、2019年6月にサンフランシスコにて開催されたMultinational Association of Supportive Care in Cancer (MASCC) and The International Society of Oral Oncology (ISOO)Annual Meeting 2019にて本研究の成果を報告した。また同時に本尺度の信頼性・妥当性に関する開発論文の作成、投稿を行い、2020年3月には論文がJournal of Cancer Educationにて受理された。加えて、2020年3月には本研究によって採取されたデータセットの再解析(サブ解析)を行い、嚥下機能評価尺度(FOIS)と開発した尺度(Oral Health related-Self-Efficacy Scale for Cancer: OSEC)の関連性に関する論文を執筆、投稿を行い、現在査読を受けている。
すべて 2020 2019
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)
Journal of Cancer Education
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10.1007/s13187-020-01733-1