現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度においては海水域における水中死体の水中浸漬時間推定法の開発のため実験を行った。水中浸漬時間別に0, 7, 14, 30, 60, 90, 180, 210日の8郡に分類した歯牙のエナメル質表面の付着物をEPMAを用い測定を行った。浸漬時間の延長と共に、海水主要成分であるNa, Cl, Mg, Al, K, S, Si,などの付着物の増加を認めた。それに伴い、エナメル質の主要成分であるCa, Pの測定量は減少した。これらの結果をもとに、水中浸漬時間推定法の開発のため回帰式を算出した。
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