研究課題/領域番号 |
17K17386
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
元開 早絵 日本歯科大学, 生命歯学部, 助教 (60792877)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 脳血管疾患 / 摂食嚥下 / ニューロフィードバック / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
要介護高齢者が増加する日本では、介護負担を軽減するため有効な機能回復手法の開発が重要である。申請者は運動課題時の脳血流量の増加に注目し、他者の運動映像を視聴することによっても十分な脳機能活性が得られるのではないかと考えた。測定時、他者の運動映像を視聴することにより脳血流増加は認められたが、課題を施行した時ほどの効果は見られなかった。そのため、他者の運動映像を視聴しながら運動課題を施行する場合の検討を行った。結果、運動課題を施行するのみの場合より脳機能が活性化されることが考えられた。
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自由記述の分野 |
摂食嚥下リハビリテーション
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
要介護原因疾患の第1位である脳血管疾患は、入院管理下では多職種によるリハビリテーションを受けることが可能であっても、在宅復帰後効果的なリハビリテーションを受け続けることは困難である。患者の機能回復は患者本人のQOL向上のみならず、支える家族の介護負担軽減にもつながる。本申請課題の結果、他者の訓練映像を視聴しながら訓練手技を行うことで、より脳機能の活性が得られた。専門職の介入時以外でも在宅で訓練映像を用いて効果的な訓練手技を施行することができ、リハビリテーションの継続により機能回復が望まれる。
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