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2019 年度 実施状況報告書

看護師の経済的・社会的・組織的価値認識―3次元共通価値拡大モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17K17394
研究機関東京大学

研究代表者

國江 慶子  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (80748898)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2021-03-31
キーワード看護実践の価値
研究実績の概要

本研究では、病院の各部署での看護実践の多様な価値を看護師の認識から明らかにし、看護実践の同時実現する多様な価値の拡大モデルを構築することを目的に、質的研究を企画した。
6施設11部署計38名へのインタビューデータを分析した。その結果、各部署には部署の機能や役割を反映した部署特有、もしくは、対象のニーズに合わせその部署で経験を積み重ねてきた実践が認識されていた。同時に、病院の機能に伴う部署での実践も認識されていた。当該部署で特徴づけられた実践であっても、病院内外の他の実践と繋がりある実践として認識されていた。
また、実践の意味付けの多様さ、多面さは、個人の認識の範囲では個人によって、もしくは、実践内容によって差があるが、部署で認識を統合した結果では、各実践は多面的に価値を持ち実践されていることが明らかになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

働き方改革や感染対策のため院内での調査に制限が生じた。また部署を集合と捉えた分析の妥当性の検討に時間を要した。

今後の研究の推進方策

現在分析を進めている。分析を継続し概念モデルを構築する。

次年度使用額が生じた理由

働き方改革や感染拡大防止対策に伴い、グループ討議や観察が困難であったため、主たるデータを個人インタビューとしたことにより次年度使用額が生じた。部署データの統合にあたり分析の妥当性確保が必要であり、次年度は分析会議および発表を中心に支出予定である。

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公開日: 2021-01-27  

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