研究課題/領域番号 |
17K17395
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
市川 奈央子 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20756150)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 看護管理 / プロフェッショナリズム |
研究実績の概要 |
看護職のプロフェッショナリズムを効果的に育成するためのプログラム開発を目的とし、病院に勤務する看護職を対象に2段階の調査を実施する計画である。第1段階は個々の看護職のプロフェッショナリズムがチームダイナミクスを経て、組織や患者に及ぼす影響を検証する。第2段階では看護職の具体的な経験からプロフェッショナリズムの成長プロセスを探索する。 2020年度は第1段階のアンケート調査を実施・完了し、第2段階のインタビュー調査を開始し以下の成果を得た。 (1)アンケート調査では11病院の看護職、看護職以外の医療従事者、患者・家族を対象に調査を依頼した。看護職は11病院68病棟、他の医療従事者は4病院17病棟、患者・家族は1病院6病棟から調査協力が得られた。また、11病院の看護管理者には調査対象となった病棟の評価を依頼し、全てから調査協力が得られた。 (2)第1段階のアンケート調査に参加した看護職でインタビュー調査の協力に同意が得られた看護職のうち7名に第2段階のインタビュー調査を実施した。今後は7名のデータ分析結果から、インタビューガイドの洗練をおこない、機縁法により看護職を選定して調査をすすめさらにデータを収集する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は2020年度に完了する計画であった。 しかし、COVID-19の影響により、第2段階のインタビュー調査の対象者選定・インタビュー日程調整に時間を要した。このため、研究期間を1年間延長し2021年度内にインターネット調査を完了させる。
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今後の研究の推進方策 |
インタビュー調査対象者(病院で勤務する看護職)の勤務状況に配慮しつつ、インタビュー調査の日程調整していく。今後約10名程度の看護職にインタビューを行い、データを収集しすみやかに質的分析を実施、結果の公表をする。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度に実施を計画していたインタビュー調査を2021年度に繰り越すことになったため。2021年度中にインタビュー調査を完了させ、その公表のために使用する。
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