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2023 年度 研究成果報告書

ベンチマーキングの手法を用いた糖尿病療養指導に携わる看護師の自律性尺度の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 17K17412
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 基礎看護学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

上田 伊津代  和歌山県立医科大学, 保健看護学部, 講師 (90530709)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2024-03-31
キーワードベンチマーキング / 糖尿病 / 看護師 / 自律性 / 尺度
研究成果の概要

本研究では、ベンチマーキングの手法を用いて糖尿病療養指導に携わる看護師の自律性尺度を開発するために11名の看護師へ面接調査と観察調査を行った。その結果、看護師は、指導開始前に「指導前の丁寧な準備」「雰囲気づくり」「身体状況の把握」「生活背景の把握」を行っていた。指導時は「自宅での療養行動の確認」「患者の気づきの促進」「他職種の指導内容の補足」を行い、患者個々に「実施可能な療養方法の提案」を行い、急性の「合併症症状への対処」は時間をかけ説明していた。指導終了時には「患者からのフィードバックの促し」と、同席している「家族へのアプローチ」を行い、常に患者に対して「共感的な態度」で接していた。

自由記述の分野

成人看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

実際の看護師と患者の指導場面の観察からベスト・プラクティスとなる指導内容を抽出し、看護師への面接調査も併せて行うため詳細なデータを得ることができ、糖尿病療養指導に特化した看護師独自の活動内容が明らかとなる。その内容から構成した試作版尺度での調査・分析を繰り返し行うことで、尺度の信頼性・妥当性を検証し、より実用可能なものを作成できる。看護師間で生じる指導内容の較差という問題に対しても、看護師が行う望ましい指導内容の基準ができる(ベンチマーキングが成される)ため、実施できていない項目を強化することで、個々の指導力向上に繋げることができる。

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公開日: 2025-01-30  

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